商標権のトラブルを避けるには 4

弁理士に相談するタイミング

侵害等のトラブルが発生した場合や、新たなブランドを立ち上げようとする場合、 弁理士等の専門家に相談するタイミングを逸すると、解決する可能性のあるトラブルも解決しないこととなります。 相談するタイミングは、以下の点を基準に考えていただくと適切なアドバイスを得られると思いますので、ご参考にしてください。

弁理士に相談するタイミングっていつ?

商標登録出願の相談のタイミング

商標登録出願については、商標調査の結果、ネーミングの変更が必要となる場合があります。 しかし、ネーミングの候補が多くある場合は、そのすべてを調査しようとすると費用がかさむこととなります。

したがって、商標登録出願につきましては、ネーミング案の変更が容易にできる時機(上司にネーミング案を報告する前など)で、 商標名が数案に絞られた段階で正式依頼(調査依頼)することをお勧めします。 ホームページや資料などから「商標登録をした方がいいもの」をピックアップし、調査することも可能です。

例えば・・・

新商品の企画会議にて、複数の商品名とデザイン案が候補に上がったが、 正式に決定した後で、他社の商標権侵害になる事を避けたい為、ロゴ案も含め調査を依頼しました。

カタログやホームページを作成する前に依頼したので、作成時にもアドバイスを受けることが出来、 とても安心して進めることが出来ました。

などの実例がございます。

侵害の相談のタイミング

侵害等のトラブルについてはスピードが勝負となります。

対応が遅れれば遅れる程対応に要する費用がかかる場合もあり、迅速さが重要になります。

また、問題が発生した場合には早急に情報収集を行う必要があるため、 侵害に関連する相談については早ければ早いほど良いかと思います。

したがって、未だトラブルの発生がなく、トラブルの可能性がある段階で相談を行うことでトラブルの芽を事前に摘む事もでき、 逆にこちら側が有利に立つ場合もありますので、気になった点については、どんどん相談されることをお勧めします。

その他の相談について

その他緊急性を要さない相談については、必要に応じて相談されることをお勧めします。

また、案件とは関係性の薄い相談の対応をみて弁理士のよしあしを判断するのも、 一つの指標になると思われます。

顧問契約について

商品企画や新規事業立ち上げなどで、沢山の商品について他社の商標権を侵害していないかどうかを確認しつつ進める事が頻繁に起こる場合は、顧問契約をお勧めいたします。

弊所では、一定数の商標調査を定額で承っております。

都度の社内稟議が不要になり、業務がスムーズに進む要因になります。また、色々な相談にも対応致しますので、絶大な安心感を感じて頂けると思います。

なお、依頼内容によって費用が決定しますので、まずはご相談ください。

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